鍼灸治療について

鍼灸について

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簡単に説明すると、鍼や灸という道具を用いて行う物理的療法です。
何らかの原因でくずれてしまった生体のバランスを、鍼や灸の刺激を利用し生体自身が持っている調整作用を高めてもとの元気な状態に戻そうとする治療です。
(生体には、外部環境や内部環境に起こるいろいろな状況変化を敏感にとらえ入力(刺激)→処理(判断)→出力(反応)して内外環境の変化にすばやく対応し恒常性を保とうとする機能があります。)

鍼灸治療をはじめる前に、身体の状態を診ます
問診(患者さんに身体の状態をお聞きします)
望診(顔色・舌の状態・姿勢・患部などを診ます)
聞診(声・話し方・呼吸などを診ます)
切診(脈・お腹・患部などに直接触れて診ます)

鍼灸治療をします
患者さん各人の身体の状態に合わせ、鍼・灸治療をおこないます。


体に刺す鍼は全てディスポ鍼で使い捨てです。鍼は、サイズ、種類を使いわけます
(鍼のサイズは 長さ10ミリ~6センチまで太さ0.14センチ~0.24センチまで)
太さは髪の毛より細い感じですが、患部や症状によって太めの鍼を使う場合もあります。

皮膚に刺さない鍼も使用します。
金・銀・チタン・磁気などの鍼で 経絡の流れにそって摩ったり、つぼを押したりする治療です。

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お灸の種類は、皮膚にじかに施す知熱灸・陶器から出る赤外線効果のあるおわん灸・
皮膚から離して暖める棒灸や間接灸(センネン灸のようなお灸)などがあります。

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熱さに弱い方には、おわん灸や・棒灸での治療を行います。(優しく、心地よい暖かさのお灸です。)

おわんの中にある艾に火をつけて、おへその辺りに台座を置きそのうえに
おわん灸をのせ腹部を温めます。(こちらがおわん灸です)

症状によっては少し熱めのお灸が良く効く場合もあります。
熱さに強い方は、我慢できる範囲で熱めのお灸も経験してみてください。

その他のアプローチ

当鍼灸院では、鍼灸治療を行う前に木枕や健康枕を利用し頚椎や身体のバランスを整えます。
鍼治療中は磁気治療(交流磁気治療)を同時に行い鍼の効果を高めます。
鍼灸治療後は、お好きなアロマの香りを選んでいただき、湯たんぽを利用して身体をあたためながら少し休んでいただきます。(アロマの原料はすべてオーガニックのEOの製品です)

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治療の最後に

少しシャキっとして頂くために、磁気鍼で、頭部、 頚周り、胸部、背部、腕、足、 爪のきわ(ツボで言うと井穴)の刺激をします。(こちらが磁気鍼です)
そして、暖かいお茶を飲んでいただき治療は終了です。

初診の方は1時間30分ほどかかる場合がございますので、予めご了承下さい。

 

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